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再び『Twin Spirits』 [生活]

 例のシューマン夫妻の往復書簡から発想を得た作品『Twin Spirits』が、この度はソールズベリ聖堂で行われました。

 ソールズベリ(salisburyと綴る)はロンドンから車で2時間半程西にあり、ストーンヘンジで有名なところ。作品が最初に行われたロイヤルオペラハウスで資金集めを担当するC伯爵婦人Juと、シューマン夫妻を演じるスティング夫妻がこの辺りに住んでいるので企画されました。目的は、ソールズベリ聖歌隊の子供達への音楽教育にかかる資金集めです。

 Juはこの作品に惚れ込んで我が子のように大切に思っており、プリンス・チャールズのチャリティーの為にウィンザー城での上演を企画した他、ブロードウェイのエイズ・チャリティーで行われた時は、わざわざ観に行っています。今回は再び彼女がプロデューサー。

 ロンドンからは離れているので、ミュージシャン達はC伯爵家(ペットで駱駝を飼っている家ですよ〜覚えていらっしゃいますか?)、ナレーターのチャールズ・ダンス(英国人俳優)とそのガールフレンド、私達はスティング家へ滞在することになりました。
 2年前のクリスマス前の週末に招待された際に、正装を持ち合わせずスティング夫人の服を借りるという失態を演じている私は、今回は準備を怠りませんでした。といっても私の正装なんてたかが知れているのですが…たった二晩の滞在中、正式なディナーが2回にランチが1回、それにコンサート。ふう、です。
 前回の事を言えば、ディナーパーティーがあるなんて知らされていなかったのよ!週末を過ごしに来てねっていうノリでさ。朝起きたら氷の彫刻がホールに造られ始めて(お分かりですよね? これは勿論ディナーの前菜であるキャヴィアを載せるためのものです?!)気付いた訳です。

 ソールズベリ聖堂は荘厳という言葉の相応しい、きらびやかな装飾など殆ど無い美しい聖堂。13世紀の建造物です。パフォーマー達にとっては音響の難しい場所ですが、雰囲気は何にも変えがたいものがあります。
 そして何回観ても素晴らしい作品、4回目のパフォーマンスだったので、皆の呼吸も合って最高の出来だったのでは無いでしょうか。特筆すべきはバリトンのサイモン・キンリーサイド。彼の声は聖堂の悪条件を逆に味方につけて美しく響き渡り、私はとろけてしまいました。

 翌日のC伯爵家のランチでは駱駝のテレーズに再会! 夏に見た時とは違って、厚い毛皮におおわれて一回り大きく感じました。ラマやアルパカも元気そうでした。


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これがロンドン! [生活]

 ロンドンでの生活に戻って2週間が過ぎました。2日前に「レ・ミゼラブル」をニューヨークで無事オープンさせた夫も帰国。2ケ月ぶりの家族再会となりましたが…家は相変わらずfull of peopleで、渾沌としていて訳が分からない! でも、あぁこれが我が家だったと。

 ちなみに、夫の帰って来た土曜日にいたメンバーは…
 私達がいない間に、10歳年上の女性と束の間つき合い別れたという『B』、長く続くだろうと思われたガールフレンドと別れてしまった『S』、ニューヨークでライブをして来た『E』、寮から週末で戻って来た『N』、以上が夫の子供達。
 18歳の天才ロシア人ピアニストのナターシャ(彼女はこれから一週間滞在します)。
 妹姫『S子』とその夫『Sモン』とそのアンサンブルグループのメンバー4名。プラスそのメンバーの1人の2歳になる娘(私の姪でもある)。
 たったこれだけ?!です。

 賑やかです。

 ロンドンに来ていつも良いなあ、と感じるのは緑の多さ。同じ先進国の首都でありながら東京とは大分違います。
 あとは、知らない人でも気軽に話しかけてくる、ということ。空港で3匹のミニ怪獣にまとわりつかれながら重い荷物をトローリーに乗せるのに困っていると、すぐに後ろにいた男性が
「やってあげようか?」
と助けてくれる。
 たまたまスレ違った女性に
「そのセーター素敵ね、イギリスのでは無いわよね?」
と、お誉めの言葉を頂く。
 『Sモン』のコンサートで隣に座った老女に、
「あなたも何か楽器を弾くの?」
と聞かれる。
 日本でしばらく暮らしていた私は、どの場合も自分が話し掛けられている事にすぐには気付きませんでした。そうだった、こちらでは皆話しかけたい人に話し掛けるのよね。で、決して馴れ馴れしくはないのです。

 日本人も親切心ではどこの国の人にも負けないものがあるのですが、シャイなんですよね。私はこちらで慣れてしまったので、日本でいきなり知らない人に話しかけて…ビックリされました。でも、それで友達になった人(バスの中でいきなり振り向いて話しかけました)もいます。
 ぜひ実践してみて下さい。


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