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祈り [生活]

地震からの一週間、日常をおろそかにして日本のニュースにへばりついていました。そんな異常な私の様子を見た周囲の人びとに心配をかけてしまった上、遂には日本にいる友人たちにまで『こっちは大丈夫だからしっかりしてね』と言われ…さすがに恥じ入りました。

そんな中、末娘が病気に…昨日の夕方から吐き始め、夜通し腹痛にうなり吐き続けていたのですが、苦痛で顔を歪めている娘を見ながら思いました。何も出来ないで背中をさするだけ、早く良くなってと願うだけの無力さはつらい、でもやはり本当につらいのは病気と闘っている娘なのだと。

遠くにいるから、分からなくて、見えなくて、心配で、それがつらい。
でも闘っている人達 ー 喪失感と、空腹と、寒さと、病と、原発と ー 弱音を吐く暇さえ無く闘っている人たちの苦しみに比べたら…レベルが違いすぎる…打ちのめされている場合ではないのでした。

病気の娘は私に、
『行かないで、そばにいて。』
と言い続けていました。誰かがそばにいるだけでも心強いのでしょう。

『ダメよ、がっくりしてちゃあ、ポジティブなエネルギーを送るの!』と友人K。
遠すぎて、この身は寄り添えないけれど、私の心は日本に寄り添います。


先ほど、消防庁の方が原発への放水に関する会見で、
「一番大変だったことは?」
と(おそらくは技術面でのことを)聞かれると声を詰まらせて、というよりは泣きながら、
「隊員です。そして残されたご家族。本当に申し訳ない。この場を借りてお詫びと感謝を申し上げたい。」
とおっしゃいました。

声をあげて泣きました。それはネガティブなものではない、命をかけて他の人びとを助けようとする方々への、心からの感謝からでした。

親を亡くしても他の被災者を助ける十代の若者、真っ先に飛んで行った医療に従事なさる方々、数えきれないポジティブさが日本に溢れています。


イギリスでは今、日本の地震と同時に、リビア情勢も危機感をもって報じられています。
人と人が助け合っている、その時を同じくして、地球の他の場所では人と人とが殺し合っている…日本を助けに行った国の人達が、違う国を爆撃しに行く…そんなネガティブさで覆われたリビアの人びとの苦しみ…


今ここで娘が眠っています。昨晩の疲れかな…
日本、リビア、世界中の皆がぐっすり眠れる日が早く訪れますように。私の祈りです。

胸がつぶれる [生活]

本当に、肉体的苦痛を引き起こすような思いに襲われた。

世界のどこの地で起こった災害、戦争、悲劇にも胸は痛む…でも、これには胸がつぶれた。これが母国への思いということなのだと思った。自分が日本人なんだと改めて感じた。

亡くなった方、家族を亡くした方、家族を必死で捜している方、住む場所を失った方、もう言葉にならない。

無力感…

イギリスの主要紙の一つ、Independentの一面
Indepedent.jpg

これを見て、イギリスの日本人は泣いた。

日本人以外の方々の思いも大きい…イギリスにいる私にさえ、多くの心配、優しさをくださった。ありがとう、本当にありがとう。

誰もが、この大きな災害時において、冷静さを失わず、人への思いやりを忘れず、懸命に働く日本人に目をみはっている!

そして原発。地震と津波によって起きたこととはいえ、これは自分たちに原因があると思った。私たちが突き進んで来た、便利で物や光の溢れる生活。停電で暗くなった街に元来あるべき姿を見た。
戻れないこともあるけれど、本気で必要最低限ということは考えなくてはならないと。東電が、政府がということではない、エネルギーを使っている私たちから考えを改めなければ始まらないと。

この瞬間にも、原発で命を顧みずに現場で働いている方達、その方達の家族を思うと涙が止まらない。

もうこれ以上悲劇が重ならないよう、ただ強く強く強く祈る、もうそれしか出来ない…


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