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オリジナリティ [生活]

週に何回か踊っています。踊ると言っても、ジムでダンスエクササイズをしているだけですけれど。
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私がダンスを始めたのは高校卒業後の18歳です。演劇教育の一環として、というのがきっかけでした(詳しくはこの記事で)。プロになるには遅すぎるスタートですが、今でも踊るのは大好き。

平日の午前中が多いのでメンバーは女性ばかり(一度だけ男性が一人で入ってきましたが、2分ぐらい茫然と立ちつくした後で出て行ってしまいました)。女性のみと言っても、あらゆる人種や年齢層が入り混じり、ダンスの能力もマチマチで、とにかく色彩豊かです。
でも一つだけ共通点があります。皆がピッタリとしたウエアを着ていること。特にお尻部分はピッタリ。

夫が日本のリハーサルで疑問に思うことの一つ。
「なんで日本の女の子はお尻を隠すんだ?」
レギンスやトラックスーツボトムを履いていても、長めのTシャツパーカーを上に着る、セータやシャツを腰に結ぶ、オーバースカートを履く、とにかくお尻を隠します。
私も隠します。日本人女子ですから。
そういえば、日本では洋服の説明にも「お尻が隠れる安心の丈」とか書いてあったりしますね。

ジェニファー・ロペスやキム・カーダシアンがもてはやされるように、欧米では身体の描く曲線、つまりウエストの細さ&お尻や胸の大きさは女性美として重要なポイントです。ウエストに布を入れてまでストンとした直線を作ってきた日本の着物文化とは大きく異なって。そういうことも、お尻を隠すvs隠さないに関係しているのかもしれません。

ジムに話は戻りますが、とにかく身体のラインを隠さないので、皆の体型や動きがよく分かります。
まさに十人十色。それぞれが違う形、異なる動きを持っている! 踊ることも楽しいけれど、それを観察するのも本当に面白い。アフリカ系、アジア系、欧米系。20才前後、70才代。モデル体型、洋梨体型、X脚、O脚。いちいち挙げていたらキリがありません。

前も横も黒人の女の子だった時は、どっちにターンしても目の前がお尻。私と身長はそこまで変わらないのに何故かしらぁ?!
イスラム教徒の女の子はヒジャブと長袖長ズボンで慎み深く、のはずがズボン以外は全てショッキングピンク、ステップが全部ジャンプになっていて誰よりも目立っている……
一番前に陣取る初老女性はステップを簡略化して足がフロアーから全く離れないのに、抜群のリズム感で超ヒップ
ダンス未経験者なのか、ワンステップずつ遅れて全部逆になっている人。惜しい、あとワンステップ遅らせれば皆と一緒になるのに!

じゃあ自分は一体どう見えているのだろう? って、そんなことはどうでもいいしー、と思えるロンドンでは、私もお尻を隠さずに踊っています。

そう、オリジナリティ・個性が重要視されるこの国では自分は自分、他人の目は気にならない。だから太っていても痩せていても体型は隠さない、踊れても踊れなくても楽しくステップを踏むのです。

そして誰もが美しい!

ヨハン・エンゲルス [生活]

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ヨハンが昨晩心臓発作で亡くなったらしい、と夫に知らされたとき、すぐには理解できませんでした。自宅で寝ている間に、と言っている夫自身も茫然としていて信じられないようでした。

最後にお会いしたのは2ヶ月前。来年日本で上演される『十二夜』のセットと衣装のデザインミーティングのために、夫と二人で彼の自宅兼スタジオを訪ねたときです。朝早くに家を出て、列車で西へ……ちょっとした日帰り旅行になりました。

親友が所有するマナーハウスの敷地内にある納屋を改造して住むヨハン。
「絶対に気に入るよ、素晴らしい所だから」
予想以上に素敵な場所でした。家の中は、世界中から集められた工芸品や美術作品、舞台で使われた小道具類が所狭しと、でも意味を込めて配置され、その場所にいると、あたかも自分が舞台に立っているような錯覚にとらわれます。

部屋の中央には『十二夜』のセット模型が置かれていました。溜め息の出るような美しさ。ヨハンと夫が模型を動かしながら、セットをどう使うか一場ずつ確認します。登場人物の衣装デッサンも同時にチェック。変更箇所はヨハンのアシスタントが記録していきます。
セットの隣には、模型がそのまま入る大きな箱が用意してありました。宛先は日本。夫が日本側のスタッフにプレゼンテーションする日に間に合うよう、その日の夕方に航空便で発送するとのことでした。

打ち合わせが終わると遅めのランチです。彼が用意したスープとパスタ、サラダを白ワインとともに。普段は赤一辺倒で白ワインは飲まないのですが、この日の白は何故か美味しく飲むことができて……

ヨハンは日本で久々に仕事をするのを心から楽しみにしていました。日本が大好きなんだよ、と共通の知人である麻実れいさんや、日本食、ゴールデン街などの話で盛り上がり……私の師匠が玉三郎さんだと知ると大興奮、大昔に歌舞伎をご覧になって以来、熱烈な玉三郎ファンになられたのだそうです。ぜひ一緒に歌舞伎に行こうと話したのに、まさか実現不可能となるとは思ってもいませんでした。

ランチが終わって駅に向かうタクシーを待つ間、庭を案内してくださいました。舞台で使われた巨大な石膏像やオブジェなどが、緑豊かな庭をどことなくシュールなものにしています。
彼の美意識が随所に感じられる庭を一周して立ち止まった家の傍には、小さなテーブルとベンチが置いてありました。
「ここで朝食を食べるのが最高なんだ」
そう言われてベンチに座ると、目の前には美しい谷間が広がっていて、降り始めた霧雨で靄がかかったその谷間を、鳥たちが舞い降りていきます。
「天国みたいだろう?」

自分が思い描いた天国に行かれるのだとしたら、いま彼はあらゆる“美”に囲まれているに違いありません。
ヨハン、安らかにお眠りください。

"Don Carlos" @ Welsh National Opera
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"Parsifal" @ Chicago Lyric Opera
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Parsifal-Act-3-by-Richard-Wagner-Lyric-Opera-Chicago-47.jpg

HAPPY [鑑賞]

『あしなが育英会』がエイズ遺児のために設立した『あしながウガンダ』。そこで教育を受けている寺子屋キッズたちがPharrell Williams の"HAPPY"に合わせて踊ります、幸せに感じるときは?という質問に答えながら。
懐かしい面々、このビデオが私を"HAPPY"にしてくれます。


キラキラ [生活]

珍しく暖房も必要ないほど暖かかった10月が終わり、11月も一週間が過ぎました。キリッと冷える空気を遮るウールのコートを着て外出、街はすっかりクリスマスの装いです。
11月でも早い!と思うのですが、10月(9月?)からクリスマス商戦は始まっていて……年々早まるデコレーションには疑問の声もあがっています。
クリスマス自体にはそれほどときめかない私ですが、キラキラ好きなので嬉しい季節です。
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